2023-06-24
人が住んでいない空き家はすぐに劣化するため、掃除や修繕などの管理が必要です。
管理をスムーズに進めるには水道や電気が必要ですが、水道光熱費がいくらになるか不安な方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、空き家の水道光熱費について、費用の相場や解約の必要性、節約方法などを解説します。
大阪府大阪市東住吉区で空き家を所有している方は、ぜひ参考になさってください。
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まずは、空き家に水道光熱費がかかる理由と、水道光熱費の相場を解説します。
人が住んでいる住宅だけでなく、空き家にも維持管理費用がかかります。
固定資産税や都市計画税といった税金、経年劣化する外壁や塀の修繕など、空き家を所有している限り負担し続けなければなりません。
また、建物は人が住まなくなると換気や掃除の機会が減るため、人が住んでいる建物よりも早く劣化します。
劣化が進んでしまうと、売り出してもなかなか買主が見つからず、値下げをしないといけなくなるかもしれません。
また、将来ご自身が住む場合も、大規模なリフォームが必要になり、多額のコストがかかってしまいます。
このような事態を防ぐには、空き家を定期的に訪問し、通水や換気、掃除といった管理が必要です。
それがたとえ1か月に1~2回であっても、水道光熱費は発生します。
なかには、空き家にお金をかけたくないと考える方もいらしゃるでしょう。
しかし、ライフラインを解約して管理ができなくなると、水道管の破裂などによってさらに高い費用が発生する可能性があります。
空き家にかかる水道光熱費は、お住まいの自治体や契約内容によっても異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
なお水道光熱費には、基本料金というものが設定されています。
基本料金とは、電気や水道の利用に関係なく、必ずかかる固定料金のことです。
ライフラインを利用していない月があったとしても、固定料金は支払わなければなりません。
また、周辺に住宅が少ないなどの理由で浄化槽を使用している場合は、浄化槽のメンテナンス費用も発生します。
さまざまな事情により、空き家の管理を不動産会社に依頼する方は少なくありません。
管理を不動産会社に依頼した場合の水道光熱費は、基本的に依頼者が負担することになります。
ただし、すべてのライフラインを契約するのではなく、水道のみ契約を継続するようお願いするケースが多いです。
空き家管理に通水は欠かせないものであり、通水ができないと水道管が破裂する恐れがあるためです。
不動産会社との契約内容によって毎月の水道光熱費も変わってくるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
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空き家の水道光熱費を節約するために、契約を解約しようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ライフラインを解約すれば、基本料金もかからなくなるため、毎月の負担を軽減できる点がメリットです。
しかし、メリットよりも解約するデメリットのほうが大きいため、ライフラインの契約は継続すべきといえます。
ここでは、空き家のライフラインを解約した場合に、どのようなデメリットがあるのかを解説します。
空き家を管理する上で、電気や水道はとても重要です。
たとえば、空き家を掃除する際には、掃除機を利用したり、拭き掃除のためにバケツに水を貯めたりするでしょう。
水道や電気を解約してしまうと、掃除機が使えず、バケツに水を入れたり手を洗ったりすることもできません。
また、なにかトラブルが発生した際に電気が使えないと、限定的な対処しかおこなえなくなってしまいます。
そのほかにも、水道を止めることで通水ができず、水道管の破裂や悪臭が室内に充満する可能性もあります。
水道管が錆びて破裂してしまうと、年間水道料の何倍もの費用がかかってしまうかもしれません。
このような事態を防ぐためにも、電気や水道の契約は継続しておくことをおすすめします。
長期間に渡ってライフラインが使用されていない空き家は、自治体の調査で「特定空家」に指定される可能性があります。
特定空家とは、空家対策特別措置法において、放置することが不適切な状態にある建物のことです。
特定空家に指定されると、はじめに行政からの助言や指導が入り、改善できなければ固定資産税の増額や過料が課されることとなります。
それでも改善できない場合は、最終的に空き家は強制撤去され、その際にかかった費用は所有者が負担しなければなりません。
特定空家の指定を回避するには、空き家を適切に管理して、安全な状態で維持する必要があります。
建物を良好な状態に保つためにも、ライフラインは解約せずに継続しておくべきだといえるでしょう。
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空き家の状態を維持するには水道や電気が必要とはいえ、水道光熱費をなるべく抑えたいという方は多いかと思います。
空き家にかかる水道光熱費は、所有者の工夫次第で節約することが可能です。
ここからは、空き家の水道光熱費を抑えるコツを解説します。
空き家で電気を利用するのは、1か月に1〜2回など管理に訪れたときのみという方がほとんどです。
常に通電しておく必要がないのであれば、ブレーカーは落としておきましょう。
ブレーカーを落とせば電気を遮断した状態になるため、電気代を抑えることができます。
また、漏電による火災トラブルを防げるというメリットもあります。
空き家であっても、室内に電子レンジや冷蔵庫といった家電が残っていることもあります。
利用していない電化製品のコンセントが差しっぱなしになっていたら、すべて抜いておきましょう。
電源を入れていなくても、コンセントを繋いでいるだけで待機電力が発生するためです。
待機電力は、一般家庭における消費電力量全体の約6%を占めるといわれています。
仮に月々の電気代が5,000円だとすると、コンセントを抜くだけで1月あたり300円ほどは節約できるでしょう。
待機電力だけを見るとわずかな金額ですが、小さな積み重ねが電気代の節約につながります。
空き家になってからアンペア数を変えていないという方は、アンペア数を見直すのがおすすめです。
人が住んでいると、同時にさまざまな電化製品を利用するため、それなりのアンペア数が必要です。
しかし空き家となれば、日常的に電気を使わないため、人が住んでいる家ほどアンペア数を必要としません。
契約内容を見直して、今よりも小さいアンペア数に変更できれば、電気代の節約につながるでしょう。
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空き家を適切に管理するには、水道や電気などのライフラインが必要不可欠です。
誰も住んでいない家にお金をかけたくないと思う方も多いですが、適切な管理ができないと多くのデメリットが生じます。
使っていないコンセントは抜く、ブレーカーを落とすなどの工夫をして、水道光熱費をうまく節約しましょう。
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