2023-08-24
近年、相続した不動産が活用されず空き家のまま放置されるケースが多くなっています。
空き家は管理を怠ると多くのリスクが生じるため、活用予定がなければ早めに売却するのがおすすめです。
そこで今回は、空き家を放置するリスクや管理方法、空き家状態にしないための解決策などを解説します。
大阪府大阪市東住吉区で空き家を相続する予定のある方は、ぜひ参考になさってください。
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空き家は人が住んでいる家に比べて劣化スピードが早いといわれています。
建物の劣化を遅らせて資産価値を維持するには、適切な管理が必要不可欠です。
とはいえ、管理方法がわからずお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、空き家の管理方法について解説します。
空き家が劣化する大きな原因は湿気です。
人が住んでいない家は換気や掃除をする機会が減るため、湿気や埃が溜まりやすくなります。
湿気は埃はカビやシロアリの発生源となり、建物の劣化を早めてしまいます。
湿気が溜まるのを防ぐには、最低でも1か月に1回は現地を訪れ、家全体を換気、掃除することが大切です。
電気が通っているのであれば、サーキュレーターや扇風機を使って風の通りを良くするのも良いでしょう。
クローゼットや押入れ、靴箱はとくに湿気が溜まりやすいため、扉を開けて入念に換気する必要があります。
掃除や換気だけでなく、通水も忘れずにおこないましょう。
通水とは水道管に水を流すことで、水を1分間ほど出しっ放しにして、水の出方や色の変化を確認します。
通水を怠ると、水道管が錆びて破裂する恐れがあるだけでなく、下水から害虫や悪臭が上がってくる原因にもなります。
こうした事態を防ぐには、換気や掃除と同様に最低でも1か月に1回は現地を訪れ、通水をおこなうことが大切です。
一戸建ての場合は、庭の手入れも忘れずにおこないましょう。
庭を放置すると、草木が伸びて通行人の邪魔になったり害虫が発生したりして、近隣住民とトラブルになる可能性があります。
また雑草が伸びきってしまうと、家の状態が外から分かりにくく、犯罪のターゲットにされる恐れもあります。
家だけでなく庭もきれいにしておけば、管理されている空き家だと判断され、犯罪防止にもつながるでしょう。
掃除や通水、換気だけでなく、建物の状態確認も忘れないようにしましょう。
空き家は人が住んでいないため、建物に欠陥や不具合が生じてもすぐには気付けません。
被害が拡大して大規模修繕が必要になるケースも多いため、建物の状態は定期的に確認することが大切です。
また、大雨や台風などが発生した際は、建物が壊れていないか早めに確認しにいくことをおすすめします。
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擁壁のある不動産は買取がおすすめ?売りにくい理由や売却方法を解説
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実家を相続したものの管理ができず、そのまま放置されるケースが増えています。
もし空き家をそのまま放置した場合、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。
ここからは、空き家の放置によるデメリットやリスクを解説します。
空き家は掃除や換気の機会が減るため、人が住んでいる家よりも早く劣化します。
見た目の印象が悪くなるほど劣化してしまうと、希望価格での売却が難しく値下げが必要になるかもしれません。
また将来ご自身が住む場合においても、そのままでは住めずに多額の修繕費が発生する可能性があります。
資産価値を維持するためにも、空き家の適切な管理とメンテナンスは欠かさずにおこないましょう。
空き家を長期間放置すると「特定空家」に指定される可能性があります。
特的空家とは、以下のように放置すると危険だと判断された空き家のことです。
特定空家に指定されると、固定資産税の増額や過料の対象となる可能性があります。
特定空家の指定を回避するためにも、空き家を適切に管理することが大切です。
空き家の所有者には、近隣住民に迷惑をかけないよう空き家を適切に管理する義務があります。
万が一管理不足によって空き家が倒壊し、近隣住民に怪我をさせてしまった場合、所有者が責任を負わなければなりません。
倒壊とまではいかなくても、屋根の一部が飛んだり、ブロック塀が崩れたりして通行人に怪我をさせる可能性もあります。
それが自然災害によるものであっても、建物の設置または保存に問題があった場合は、所有者の責任となります。
このようなトラブルを避けるためにも、空き家を定期的に確認し、必要に応じて修繕をするようにしましょう。
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二世帯住宅は不動産買取がおすすめ?売却しにくい理由や売るためのコツ
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相続した不動産が空き家のまま放置されそうだと感じたら、早めに対処する必要があります。
ここからは、相続した不動産を空き家状態にしないための解決策を3つ解説します。
空き家を解体して更地にすると、建物を管理する手間や費用を省けるメリットがあります。
建物自体がなくなるため、倒壊などにより他人に怪我をさせる心配もなくなるでしょう。
ただし建物を解体するには何百万円という大きな費用がかかります。
解体費用は建物の構造によっても相場が異なるため、事前に確認しておきましょう。
一般的に構造が丈夫になるほど解体費用も高くなります。
また、更地にすると固定資産税が増額する点にも注意が必要です。
住宅が建っている土地には特例が適用され、固定資産税や都市計画税の負担が軽減されます。
更地にするとこの特例が利用できないため、翌年から固定資産税の負担が増えてしまう可能性があります。
利益を得られなくても良いという方は、空き家の無償譲渡を検討しても良いでしょう。
とくに隣地所有者は、土地の取得により敷地面積が広がるため、無償譲渡を受け入れてくれる可能性が高いといえます。
ただし無償譲渡の場合は、受け取った側に贈与税が課せられる可能性があるため、事前に説明して了承を得なくてはなりません。
将来空き家を活用する予定がなければ、早めに売却することをおすすめします。
売却すれば、空き家を巡るトラブルに巻き込まれる心配もなく、また税金や維持費などのコストも不要になります。
もし仲介での売却が難しいようであれば、買取を視野に入れてみるのも良いでしょう。
買取とは、不動産会社が直接空き家を買い取ることです。
買取は仲介に比べると売却価格が低くなりますが、短期間で現金化できるというメリットがあります。
早く手放したい方は買取、高値で売却したい方は仲介のように、状況に応じて判断すると良いでしょう。
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任意売却ができないケースとは?任意売却ができないとどうなる?
空き家は劣化するスピートが早いため、放置すると近隣住民に被害が及ぶ恐れがあります。
トラブルを回避するためにも、空き家の管理は欠かさずにおこないましょう。
将来活用する予定がなければ、早めに売却することをおすすめします。
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