空き家買取のメリットとデメリット!売却までの流れも解説

空き家買取のメリットとデメリット!売却までの流れも解説

この記事のハイライト
●買取には早く売却できたり取り壊ししなくても売れる可能性が高いなどのメリットがある
●安く売ることになる点やすべての不動産会社が買取をおこなっている訳ではないことなどがデメリット
●まずは査定をおこない売買契約の締結や決済を経て空き家の売却が完了する

空き家を売却する方法のひとつに、買取があります。
買取とは仲介と異なり、不動産会社が直接土地や建物を買取することです。
今回は買取で空き家を売却するメリットとデメリット、売却までの流れを解説します。
大阪府大阪市東住吉区で空き家を所有しており、売却を検討している方はぜひ参考になさってください。

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空き家買取のメリット

空き家買取のメリット

まずは、空き家買取のメリットを解説します。

メリット1:早く売却できる

メリットとしてまず挙げられるのが、早く売却できることです。
仲介の場合、個人の方に向けて販売活動をおこないます。
チラシを作成してポスティングしたり、不動産の情報サイトに空き家を登録したり、さまざまな活動をおこなうのが一般的です。
しかし、販売活動をおこなっても、すぐに売却できるとは限りません。
売れるまでに数か月~1年以上かかることもあるのが仲介のデメリットです。
その反面、買取は買主が不動産会社となります。
査定後、金額に納得できればすぐに売却でき、手軽に空き家を手放せるのがメリットです。
条件によっては、3日~1週間ほどで売却を終えることもできるでしょう。

メリット2:取り壊ししなくても売れる可能性が高い

取り壊ししなくても売れる可能性が高いことも、メリットのひとつです。
築年数の古い空き家の場合、そのままでは買主が見つかりにくいため、仲介では取り壊しが必要になることがあります。
取り壊しを前提に売り出す場合、買主が取り壊し費用を負担するのが一般的です。
しかし、その費用を負担してまで、購入するケースは少ないと言えます。
買取なら、引き渡し後に不動産会社の負担で取り壊すことになるため、そのままの状態でも売却できる可能性が高いです。

メリット3:家具の引き取りが可能な場合もある

家具の引き取りが可能な場合があることも、メリットのひとつです。
仲介で空き家を売却する場合、売主側で家具を撤去する必要があります。
撤去には費用がかかるため「引き取りをお願いしたい…」という方もいらっしゃるでしょう。
買取なら家具の引き取りができる可能性があるため、費用や手間をかけずに売れるのがメリットです。
ただし、引き取りできる家具が決まっていたり、状態によっては費用がかかったりするケースもあります。

メリット4:契約不適合責任が免責になる可能性がある

メリットとして、契約不適合責任が免責になる可能性があることも挙げられます。
契約不適合責任とは、契約内容と異なる空き家を引き渡した際、売主が負う責任のことです。
場合によっては、損害賠償請求や契約解除を求められることもあります。
買取の場合、契約不適合責任を負わないという特約を付けて売却できる可能性が高いです。
そのため、安心して空き家を売り出せるのがメリットです。

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空き家買取のデメリット

空き家買取のデメリット

続いて、空き家買取のデメリットを解説します。

デメリット1:安く売ることになる

安く売ることになるのが、ひとつ目のデメリットです。
買取の場合、市場価格の50%~80%程度の価格で取引されることになります。
不動産会社は、買取で土地や建物を取得したあと、転売して利益を出すのが一般的です。
そのため仲介よりも価格が安くなる傾向にあります。
仲介は売れるまでに時間がかかる分、市場相場で売却できる可能性が高いです。

デメリット2:買取できない不動産もある

買取できない不動産があることも、デメリットのひとつです。
仲介で売却しにくい空き家でも、売却しやすいのが空き家の魅力です。
しかし、なかには買取できない不動産も存在します。
買取できない不動産の例は、土地に資産価値がなく解体費用が高額になる空き家です。
解体費用が高くなるうえ、更地にしても転売が見込めない場合、買取が難しくなります。
利益が出ない空き家は、買取不可となる可能性があるでしょう。

デメリット3:すべての不動産会社が買取をおこなっている訳ではない

すべての不動産会社が買取をおこなっている訳ではないことも、デメリットのひとつです。
大阪府大阪市東住吉区だけでなく、全国的に買取をおこなっているところは限られています。
売れ残るリスクがあることや、資金力が必要なことが主な理由です。
そのため、不動産会社を探すのに手間がかかりやすいのが、デメリットとなります。

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空き家買取の流れ

空き家買取の流れ

最後に、空き家買取の流れを解説します。

流れ1:査定を依頼する

流れの初めにおこなうことは、査定の依頼です。
空き家がどのくらいの価格で売れるのか、不動産会社に問い合わせをします。
電話やメール、無料相談のページなど、依頼しやすい方法でお問い合わせください。
ちなみに査定は、買取だけでなく仲介でも最初におこないます。

流れ2:査定をおこなう

売主からもらった情報をもとに、不動産会社が査定をおこなうのが次の流れです。
査定には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
机上査定とは、書類の情報や周辺相場から、おおよその価格を算出することです。
訪問査定とは、実際に空き家を訪れ、状況を確認したうえで査定額を出す方法です。
建物の劣化状態や周辺環境など、机上査定では把握できないような点も加味し、査定額が決定します。
机上査定をおこなったあと、訪問査定をおこなうのが一般的です。

流れ3:打ち合わせをおこなう

査定が完了したら、次の流れは打ち合わせです。
査定結果を見ながら、どのくらいの価格で買取になるのかを話したり、条件のすり合わせをおこなったりします。
また、このタイミングで売却のスケジュール調整(契約日や決済日など)や、必要書類の説明もおこないます。
空き家買取における主な必要書類は、下記のとおりです。

  • 空き家を新築したときや購入したときの資料やパンフレット
  • 登記済権利証または登記識別情報
  • 土地の測量図や建物の図面
  • 固定資産税納税通知書など

そのほかにも、別途書類が必要になることがあります。

流れ4:売買契約を締結する

買取金額に合意できたら、次は売買契約を締結します。
売買契約時は、上記の書類にくわえて、下記のものを準備します。

  • 印紙代
  • 身分証明書
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 住民票など

印鑑証明書や住民票など、あらかじめ準備できるものは揃えておくとスムーズです。

流れ5:引き渡しと決済をおこなう

売買契約の締結後に、引き渡しと決済をおこないます。
買取金額の受け取り方法は、現金または口座振込となるのが一般的です。
入金と同時に、不動産会社に空き家を引き渡します。
また、決済完了後、司法書士が所有権移転登記をおこない、空き家の名義を不動産会社に変更します。

流れ6:確定申告をおこなう

空き家を売却したあとは、確定申告が必要になるケースがあります。
売却によって利益(譲渡所得)が生じた際は、課税対象となる可能性が高いです。
管轄する税務署で手続きをおこない、納税を済ませます。

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まとめ

空き家買取には、仲介に比べて早く売れたり、取り壊ししなくても売却できることがあるなどのメリットがあります。
その反面、買取価格が相場より安くなるといったデメリットもあります。
まずは仲介で売り出し、売却できそうにない場合は、買取を検討するのもひとつの方法です。
東住吉区の不動産のことなら「インテリジェンス」へ。
地域密着型で約80年の東住吉区を中心とした売買実績があります。
お客様に寄り添ったご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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