2022-12-23
築年数の経過した不動産の売却を検討し始めたとき、売却前にリノベーションをしたほうが良いのか悩む方は少なくありません。
リノベーションをおこなうことで早く売れる効果が期待できますが、かかる費用や期間とのバランスを考慮することが大切です。
この記事では、不動産のリノベーションとはなにかやかかる費用、期間についてご説明します。
大阪市東住吉区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。
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リノベーションとは、家などの建物に大規模な修繕をおこない、付加価値を与えることです。
リフォームと似た言葉ではありますが、実は違った意味があります。
ここでは、リノベーションとはなにかを解説します。
リノベーションでは、新築時の状態よりもさらに優れた付加価値を与えることを目的としています。
たとえば、古くなった調理設備を最新式のものに取り換えれば、新築当初よりもさらに使いやすいキッチンになるでしょう。
ほかにも、今のライフスタイルに合わせてより暮らしやすい間取りに変更することもリノベーションにあたります。
流行の間取りは時代によって移り変わるため、間取りを変更すれば古さを感じさせない家の構造になることもあります。
リノベーションが付加価値を与えるのに対し、リフォームは元の状態に戻すことを意味しています。
たとえば、古くなった壁紙を新しくしたり、壊れた設備を交換することはリフォームです。
マイナスの状態からプラスを目指すのがリノベーションだとしたら、マイナスの状態からゼロを目指すのがリフォームだといえます。
リノベーションでは大規模な修繕をおこなうことが多いですが、リフォームでは部分的な補修などにとどまっていることが一般的です。
リノベーションでおこなわれる工事の内容はさまざまです。
室内を可能な限り解体しておこなうリノベーションは、スケルトンリノベーションやフルリノベーションといわれます。
このように大規模なリノベーションでは配線や配管も一新し、見た目だけでなく機能性も大幅に向上することが多いです。
あえて古い味わいを活かして、古民家の良さを押し出したリノベーションをすることもあります。
所有者の好みに合わせて、幅広いリノベーションがおこなわれています。
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どのようなリノベーションをおこなうかによって、かかる費用は大きく異なります。
ここでは、一般的なリノベーション費用の目安やポイントをご説明します。
マンションで一般的なリノベーションをおこなう場合、1㎡あたり15万円ほどの費用が目安となります。
間取りの変更などをおこなう場合は高額になりやすく、1㎡あたり25万円ほどかかることも珍しくありません。
なお、マンションの場合は、階数によってリノベーション費用が上がることがあります。
高層階であれば資材の搬入や搬出に手間がかかるため、追加費用が発生する可能性があります。
また、エレベーターがなく、階段での移動が必要な場合も費用が高額になるかもしれません。
見積もりの際には、リノベーション業者に事前に確認しておきましょう。
一戸建ての場合は、マンションよりも修繕する場所が多くなりがちなことから、1㎡あたり25万円ほどの費用がかかるのが一般的です。
外壁の修繕や耐震補強工事をする場合は、さらに費用が上がります。
大型の工事車両が入りにくい狭い道に面している場合や隣家との距離が近い場合などは、費用が高くなる可能性があります。
大規模なリノベーションにするほど費用は上がりますが、かかった費用を売却代金に上乗せできるとは限りません。
中古物件を購入しようとしている方は、建物のきれいさよりも安さを重視する傾向にあります。
たとえリノベーション済みの家でも、価格が相場よりも高ければ候補に入れてもらえないことがあるのです。
また、売主の好みに合わせてリノベーションをすると、買主の好みに合わなければ選ばれにくくなるでしょう。
「安い中古住宅を購入して自分たちで好きに改装したい」と考えている買主も少なくないため、売主によるリノベーションが逆効果になることもあり得ます。
不動産売却のためのリノベーションをおこなうのであれば、なるべく費用は抑えて、箇所を絞って工事をすることが大切です。
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リノベーションをおこなうには、規模によっては長い期間が必要なことがあります。
ここでは、リノベーションにかかる期間を場所別に解説します。
マンションをフルリノベーションした場合、一般的には6か月から7か月ほどの期間がかかります。
どのような設備を採用するかなどの打ち合わせをおこない設計が完了するまでに約3か月、実際に工事をおこなう期間でさらに約3か月かかります。
マンションのリノベーションでは、理事会の承認が必要となるケースに注意が必要です。
マンションの規約で、リノベーションをおこなう場合は理事会の許可が必要とされていることが多いです。
理事会の承認を得るには、管理組合の理事会が開かれるタイミングを待たなければいけないのが一般的です。
承認を得るだけで長い期間がかかることも珍しくないため、前もって規約を確認し、承認にかかる期間も計画に入れておきましょう。
一戸建てのフルリノベーションでは、家の状態やどこまで工事をおこなうかによって期間が大きく異なります。
一般的には、設計に2か月から3か月、工事に3か月から5か月ほどかかることが多いです。
耐震補強などの大規模な工事をおこなうか、家の構造は木造か鉄骨造かなどによって、期間が変わります。
不動産売却のためにリノベーションをおこなう場合、費用も時間もかかるフルリノベーションではなく、部分的なリノベーションに留めておくことが一般的です。
部分別の一般的なリノベーション期間は以下のとおりです。
間取りの変更では、1部屋に壁を設置して2部屋に分けるのであれば2日から3日で完了しますが、もともと2部屋だった場所を1部屋にする場合は床の張り替え作業も発生するため5日から6日ほどかかります。
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今回は、不動産売却前にリノベーションをおこなう際の費用や期間をご説明しました。
リノベーションを大規模におこなうと費用がかかり期間も長くなることから、効果的に売却するためにはしっかりと計画を立てることが大切です◎
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