不動産を即時買取で売却するメリットとは？買取保証との違いなどを解説

不動産売却の方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」があります。
また、買取にも「即時買取」と「買取保証」の2種類があることをご存じでしょうか。
即時買取にも買取保証にもそれぞれメリットやデメリットがあり、どちらが適しているのかは売主の状況によってさまざまです。
今回は即時買取にスポットを当て、即時買取とはどのような方法なのかについて解説します。
大阪府大阪市東住吉区で不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

即時買取による不動産売却とは？仲介や買取保証との違いを知ろう

「買取」とは、不動産会社が買主となり、売主から直接不動産を買い取る方法のことです。
不動産の売却方法としては、不動産会社に買主探しを依頼する「仲介」のほうが耳馴染みがあるのではないでしょうか。
そして、買取には「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。
まずは、それぞれの特徴について見ていきましょう。

即時買取とは

即時買取とは文字どおり、依頼してすぐに不動産会社による買取がおこなわれる方法のことです。
買取する不動産会社と売主の価格交渉がまとまり次第、売買契約が締結されます。
広告宣伝や内覧といった、買主探しのための売却活動もおこなわれません。
そのため、「買取」という言葉は一般的には「即時買取」のことを指しているといえます。
即時買取の際にも不動産の査定がおこなわれますが、1度の訪問査定で完了するケースがほとんどです。
即時買取は早期売却ができる点が特徴で、不動産会社によっても異なりますが、3日～1週間ほどで売却が決まることもあるでしょう。
ただし、仲介による売却の市場相場と比較すると、即時買取では価格が安くなる傾向にあります。

買取保証とは

買取保証とは、まず不動産会社に仲介を依頼して買主を探し、一定期間で買主が見つからなければ不動産会社が不動産を買い取るという方法です。
売却活動をおこなう期間や、買取になった場合の買取価格などについては、最初の契約時に取り決めます。
仲介期間に買主が決まれば、市場の相場に近い価格で売却が可能です。
また、買主が決まらなくても「最終的には不動産会社の買取が決まっている」という安心感があります。
そのため、「仲介」と「買取」の特徴を併せ持った方法だといえるでしょう。
ただし、仲介の期間に売却が決まった場合は、不動産会社に対して「仲介手数料」を支払う必要があります。

不動産売却で即時買取を利用するメリット・デメリットとは

即時買取にはいろいろなメリットやデメリットがあります。
状況によっては、買取保証のほうが適しているケースもあるでしょう。
最適な売却方法を選択するためには、即時買取のメリットとデメリットについて正しく理解しておくと安心です。

即時買取のメリットとは

まずは、買取保証のメリットについて解説します。
メリット1：とにかく早く売却できる
短期間で売却が完了する点が、即時買取の大きな特徴でありメリットです。
一般的な仲介の場合、売却まで平均3か月～半年ほどかかるといわれています。
即時買取であれば、早ければ3日～1週間ほど、おそくとも1か月以内には売却を終わらせられるでしょう。
「とにかく早く売却したい」「すぐにまとまった資金が必要」という方にとっては、重要なメリットだといえます。
メリット2：仲介手数料が不要
仲介手数料とは、不動産会社の仲介によって売買契約が成立した際に、不動産会社に対して支払う成功報酬です。
そのため、買主探しといった仲介業務の必要がない即時買取では、仲介手数料を支払う必要はありません。
仲介手数料の金額は法律で上限が決められており、売却価格が400万円を超える場合「売却価格×3％＋6万円」で算出できます。
たとえば2,500万円で不動産を売却した場合の仲介手数料は税抜きで81万円です。
仲介手数料は不動産売却の際にかかる費用のなかでも金額が大くなりがちな項目なので、この費用を省けるメリットは大きいといえます。
メリット3：内覧の必要がない
仲介や買取保証で不動産を売却する場合、売却活動の1つとして「内覧」が必要不可欠です。
居住している家で内覧をおこなうのであれば、事前準備や当日の内覧対応なども売主が担当しなければなりません。
また、内覧希望は週末や祝日などに集中する傾向にあり、さらに内覧希望が突然入ることもあるため、売却活動中はご自身のスケジュールを優先できなくなります。
即時買取であれば、内覧のために時間や手間を取られる心配はありません。

即時買取のデメリットは売却価格が相場より安くなること

即時買取を利用するデメリットは、仲介で不動産を売却した場合よりも売却価格が安くなるという点です。
即時買取された不動産は、買い取った不動産会社がリフォームや改修をおこなったうえで再販売します。
そのため、再販売するまでにかかるリフォーム代、人件費、広告費などを差し引いた価格での売買になってしまうのです。
相場としては、一般的な仲介による不動産売却をした場合の市場価格より、2～3割ほど安くなるとされています。
また、「駅から遠い」「築年数が古い」「土地が狭い、もしくは変形地の物件」などの条件に該当すると、さらに買取価格が安くなる可能性もあると考えておきましょう。

即時買取での不動産売却が向いているケースとは

メリットやデメリットをふまえて、即時買取が向いているのはどのようなケースなのでしょうか。
ここでは、即時買取に向いているケースについて解説します。

即時買取が向いているケース1：とにかく早く売却したい

早期売却が可能な即時買取は、「すぐにまとまった資金が必要」という方や、「転勤が決まったので転居する日までに売却したい」という方に適しています。
また、会社が倒産して転職することになったり、病気やケガで長期入院が決まったりと、想定外の収入ダウンで住宅ローンの返済が苦しくなったという方にも向いている売却方法です。
さらに、離婚をきっかけに不動産を売却したい場合にも、即時売却であれば早期で売却が決まるため、離婚のタイミングで財産分与を済ませることができます。

即時買取が向いているケース2：売却に手間をかけたくない

仲介で不動産売却をする場合、内覧の準備や当日対応といった手間はさけられません。
また、なかなか売却が決まらなければ、それだけ長い期間にわたって売却活動と向き合うことになります。
即時売却であれば、内覧の必要があるのは基本的に不動産会社の査定調査時のみです。
売却価格にこだわりがなく、なるべく手間をかけずに不動産を売却したい方には、即時買取が向いているといえるでしょう。

即時買取が向いているケース3：相続した不動産を手放したい

「不動産を相続したものの、住む予定もなく空き家のままにしてしまっている」というケースは珍しくありません。
不動産が自宅から遠くにある場合や、郊外にあって買主が見つかりにくい場合などは、特に放置されてしまう傾向にあります。
即時買取であれば、現地に足を運ぶ必要がほとんどなく、最小限の労力で不動産を手放すことが可能です。
お金のための売却ではなく、資産整理の方法としても即時買取をおすすめします。

まとめ

「なるべく高く売却したい」「住宅ローンの支払いが厳しい」「不要な不動産を手放したい」など、不動産を売却する理由は人それぞれです。
ご自身が不動産売却に求める条件や目的を明確にしたうえで、どの売却方法が向いているのかを検討してみましょう。
不動産売却にスピード感や手軽さを求める方は、即時売却がおすすめです。
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地域密着型で約80年の東住吉区を中心とした売買実績があります。
お客様に寄り添ったご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。