2023-04-30
不動産を売却する方法の1つ、「買取保証」についてご存じですか?
一般的な「仲介」や「買取」とも違うため、くわしく知らないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、買取保証とはどのようなものなのか、買取保証で不動産を売却するメリットや、買取保証を利用する条件などを解説します。
大阪府大阪市東住吉区で不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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不動産を売却する方法には、主に「仲介」と「買取」という選択肢があります。
仲介は不動産会社に買主探しや手続きのサポートを依頼する方法であり、「不動産売却」と聞いて多くの方が想像する売却方法なのではないでしょうか。
買取とは、不動産会社が買主となって、売主から直接不動産を買い取る方法のことです。
では、買取と買取保証の違いとはどのようなものなのでしょうか。
「買取」には、「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。
いわゆる一般的な買取とは即時買取のことで、不動産会社と売主とで話がまとまれば最短1週間ほどでの売却が可能です。
一方、買取保証とは、ある一定の期間は「仲介」の方法で不動産売却を進め、その期間で買主がみつからなければ不動産会社が不動産を買い取る方法のことをいいます。
つまり、買取保証は「仲介」と「買取」の両方の特徴を併せ持った売却方法なのです。
買取には「買主を探す必要がないため早く売却できる」というメリットがありますが、「仲介よりも売却価格が安くなりやすい」というデメリットもあります。
そのため、買取保証に向いているのは、「なるべく高く売却したいけれど、期限が決まっている」という方です。
具体的な例をあげると、下記のとおりです。
一方、まとまった資金が必要になった方など、「売却価格にこだわらないのでとにかく早く売却したい」という場合であれば「即時買取」が、「時間がかかってもいいので納得のいく条件で売却したい」という方であれば「仲介」での売却をおすすめします。
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不動産を買取保証で売却するメリットについて解説します。
買取保証で不動産を売却する際は、最初に不動産会社と売却期限を設定します。
売却期限とは、「仲介」の方法で売却活動を進める期限のことです。
多くの場合、3か月に設定されます。
買取保証では設定した期間中に売却が決まらなければ買取がおこなわれるため、一般的な仲介と違って「不動産がいつ売却できるかわからない」という不安を抱える必要がありません。
引っ越しなどのスケジュールが立てやすい点も大きなメリットです。
買取保証では、売却期限と同じく、最初に不動産会社と「仲介で売却できなかった場合の買取価格」を設定します。
そのため、予算の管理や計画が立てやすい点がメリットです。
仲介の場合、買主が見つからなければ価格を下げるなどの対応をしなければなりません。
強気の価格設定のままでいると、いつまでたっても売却が決まらないというケースもあります。
買取保証であれば売却期限が決まっているため、仲介期間はあえて高めの価格設定にするという選択も可能です。
仲介手数料とは、仲介によって買主との売買契約が成立した際に、不動産会社に支払う手数料のことです。
通常、売却価格が400万円超えの場合、「売却価格×3%+6万円」が仲介手数料となります。
しかし、仲介手数料はあくまで仲介が成立した場合の成功報酬にあたるため、買取保証を利用して最終的に仲介ではなく買取となった場合、仲介手数料を支払う必要はありません。
たとえば4,000万円で売却した不動産の仲介手数料は126万円になるため、仲介手数料がかからない点は大きなメリットだといえるでしょう。
契約不適合責任とは、不動産を売却したあとで不動産に重大な欠陥が見つかった場合、売主が買主に対して負うべき責任のことです。
売主は、買主から損害賠償や契約解除を求められる可能性があります。
しかし、買主が不動産会社となる「買取」の場合、契約不適合責任が免除されるケースが一般的です。
売却後に欠陥が見つかるリスクを抱えなくて良いため、安心して不動産を売却することができます。
不動産売却において、内覧はとても重要な意味を持っています。
買主の最終的な購入の意思決定に大きく影響するからです。
そのため、売却活動中は内覧希望にスケジュールを合わせねばならず、当日は入念な準備が必要だとされています。
しかし、最終的に買取が保証されている買取保証であれば、生活よりも内覧を無理に優先する必要はありません。
内覧に向けて事前にリフォームをする必要もないため、売却時の手間と資金面での負担を減らすことができます。
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多くのメリットがある買取保証ですが、利用にはいくつかの条件があります。
仲介で不動産を売却する場合、不動産会社と「媒介契約」を締結します。
媒介契約とは、不動産会社に買主を見つけるための売却活動などを依頼する契約のことです。
媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。
買取保証を利用するには、「専任媒介契約」もしくは「専属専任媒介契約」の締結が必須条件です。
それらの専任系の媒介契約には、「契約期間中はほかの不動産会社と契約を結べない」という特徴があります。
一般媒介契約では複数の会社と同時に媒介契約ができてしまうため、買取保証のシステムに適さないと理解しておきましょう。
また、不動産会社によっては、「専属専任媒介契約」しか選択できない場合もあります。
売却できる見込みがない不動産は、買取保証を利用できない場合があります。
見込みがあるかどうかの判断基準や条件は不動産会社によって異なりますが、下記の条件の不動産は買取保証が利用できないケースもあると考えておきましょう。
詳細な条件については、まず不動産会社にご相談ください。
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買取保証は「なるべく高く」「期限内に確実に」という条件で不動産を売却できる方法です。
最終的に買取になった場合は「売却価格が市場の相場よりも安くなりやすい」という特徴がありますが、仲介手数料がかからない点や契約不適合責任が免除される点は大きなメリットだといえるでしょう。
ご自身が売却に求める条件を明確にしたうえで、買取保証について検討してみてはいかがでしょうか。
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地域密着型で約80年の東住吉区を中心とした売買実績があります。
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